数寄屋門が白木洗いによって建築当時の姿に

数寄屋門が汚れ、シミ、カビで表面の劣化が目立ち、何とかキレイにできないかとのご相談をいただきました。 手軽に塗装をしてしまう手段もあるかとは思いますが、木材は生きていますので塗膜で覆ってしまう方法は木材に負担を強いることになり、結局は寿命を縮めることに繋がります。木材の種類、状態に合わせた方法で木材本来の木目と色を取り戻し、元々の自然な状態にすることが最も満足度の高い仕上りになり寿命も伸ばすことができるのではないかと思います。今回の手順としまして ①表面のペーパー処理 ②アク洗い、シミ抜き ③漂白、保護剤塗布 と、以上の工程を時間をかけて丁寧に行いました。